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ごめんね、ありがとう。

「本日はお参りいただきまして、誠にありがとうございます。」

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お檀家さまへのご挨拶は、感謝の言葉で始まりました。
2年ぶりの十夜会、本堂いっぱいにお檀家さまのご参集をいただきました。
緊急事態宣言が解除されたとはいえ、まだまだ気を緩める時期ではありません。
それでも、目の前のお檀家さまへの最初の一言は感謝の言葉以外ありませんでした。

毎年11月23日、勤労感謝の日に法音寺の「十夜会」は開催されます。
十夜会(じゅうやえ)は、阿弥陀さまに感謝のお念仏をお称えする法要。
知ってはいても、幼き頃からいまいちピンと来ておりませんでした。
しかし、2年間もの間…
今まで当たり前にしてきた事が出来なくなった2年間を経て本日、
十夜会をお檀家の皆さまとご一緒にお勤めできた事は、大変に有難い事でありました。

「当たり前は、有り難い」
有る事が難しいんですね、当たり前は…
ナムアミダブツ。

十夜会の前にお話をさせていただきました。

「懺悔と感謝」
感謝の言葉「ありがとう」、私はなかなか心から言える言葉ではないんです…
口では簡単に言えるけど、心の底から、涙を流して「ありがとう」って、
普段の生活の中であまりありませんから。
でも、「あッ、ごめんね、ありがとう」は、よくあります。
それでも、思っているけど、なかなか言葉にだせない。
人間ってのは、難しいですね。
しかし、阿弥陀さまには素直に「ごめんね、ありがとう、ナムアミダブ」と
懺悔と感謝のお念仏が称えられます。
阿弥陀さまは、優しいから。

そんな話をしようと思っていましたが、
お檀家さまの顔をみたら、
ただただ、心からの「ありがとう」が湧いてきました。

十夜会が終わって6時間。
まだまだ極楽気分です(笑)

ごめんね、ありがとう。
じゃなくて、
ありがとう、ありがとう。
ナムアミダブ。

2021.11.23
わげんせ和玄

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