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  2. 法音寺の仏像、仏教壁画

○ 阿弥陀如来 (あみだにょらい) 観音菩薩 (かんのんぼさつ) 勢至菩薩 (せいしぼさつ

浄土宗の本尊、極楽浄土の仏さま「阿弥陀如来」を中央に、向かって右に「観音菩薩」、
左に「勢至菩薩」を脇侍仏とし、「弥陀三尊」(みださんぞん)のお姿でお祀りしております。

阿弥陀如来の印相は「説法印」を結び、極楽浄土でお説法されているお姿を表しております。
また当山の阿弥陀如来の印相は、左手の甲を正面に見せる「逆手説法印」(さかてせっぽういん)です。
この印相は、お釈迦さまが初めてお説法された時「諸転法輪」(しょてんぽうりん)に由来しております。


○ 二十五菩薩
(にじゅうごぼさつ)

「弥陀三尊」の後方には25躰の菩薩がお祀りされております。
二十五菩薩は、阿弥陀如来が極楽浄土から来迎(らいごう)の際に一緒にお供される菩薩です。
往生人が乗る「蓮台」(れんだい)が中央にございます。


○ 供養菩薩
(くようぼさつ)

左右一対の立像は「供養菩薩」です。
シルクロードが栄えた(3世紀~13世紀)間、中国の「敦煌莫高窟」(とんこうばっこうくつ)にある石窟寺院に立ち寄った商人達は、先祖供養の為に仏像を寄進しました。
その多くの仏像が現在も石窟寺院跡に残されており、中でも美術的に優れている「第45窟の供養菩薩」を模造してお祀りしております。


○ 釈迦牟尼如来
(しゃかむににょらい) 文殊菩薩 (もんじゅぼさつ) 普賢菩薩 (ふげんぼさつ)

仏教の開祖であるお釈迦さま「釈迦牟尼如来」を中央に、右に「文殊菩薩」左に「普賢菩薩」を脇侍仏とし、
「釈迦三尊」(しゃかさんぞん)のお姿でお祀りしております。
お釈迦さまと阿弥陀さまは向き合っており、お念仏の教えが正しい教えであると示して下さっております。


○ 千体仏壁
(せんたいぶつへき)

本堂後方の壁にはハガキ程の大きさで彫られた阿弥陀如来のレリーフが千体貼り付けてあります。
千体仏光背(せんたいぶつこうはい)と同じ意味で、本尊の阿弥陀如来に手を合わせると、千体の仏さまに手を合わせた功徳を得ることができます。


○ 仏像壁画(左側)

「法音の壁画」であります。
仏さまが
極楽浄土でお説法されている様子が描かれております。
また極楽浄土では鳥のさえずりや、妙なる音楽も全て仏さまの説法(法音)であると説かれております。


○ 仏教壁画(右側)

譬喩経(ひゆぎょう)の一節を描いております。
困難な状況に追い込まれているのに、欲を求めてしまう旅人の姿が描かれ「人間の無常」を説いております。
詳細は「副住職の思うところ(白と黒の鼠)」をご覧ください。


○ 聖観世音菩薩 (しょうかんぜおんぼさつ)

本堂奥の観音堂にお祀りしてございます。
江戸時代には境内入口すぐの所に観音堂があり、近所の漁師は出航前に漁の無事と大漁を願っていたそうです。


○ 地蔵菩薩
(じぞうぼさつ)

境内には、全ての人間が極楽浄土へ往生するまで見守り続けてる誓いを立てた地蔵菩薩をお祀りしております。